静岡県浜松市、初めての場所。
やっぱり、緊張するものです。
2020年2月1日(土)
公益財団法人静岡県労働者福祉基金協会
ライフサポートセンターしずおか
講演会講師としてお招きいただきました。
病と向き合う本人、家族が、
どう感じているかを知ることによって、
寄り添うことを考えるきっかけに、
また、がん予防にもつながるのではと、
ご依頼をいただきました。
伝えることに、悩むこともあったり、
伝わるのか、不安にもなります。
しかも、僕のことを知らない方がほとんど。
でもやっぱり、「想いは一緒」、
改めて、言葉の優しさを感じました。
講演会後にも皆様から多くのお声がけ、
また、背中を押していただきました。
病に対する本人、ご家族への理解へ。
そして、私たちが「今」できること。
少しばかりでも、皆様と一緒に、
考えるお時間であったら嬉しいです。
講演会後、ひとりの男性が話しかけてくれました。
「僕、昨年、妻を亡くしたんです」
お子様が1歳になる前だったとのこと。
辛い、不安、どうしたらいい。
今の想いをこんな僕に話しはじめる。
両親のことだったり、生活のこと、
奥様のご両親のこと、
再婚は?幼稚園は?会社は?子育ては?
聞きたいことがいっぱいあるんだと思います。
悲しくて、不安で、でも毎日がやってきて、
これであっているのかわからない時もあって。
一緒のカタチはないとわかっていても、
確認したいことがいっぱいあるんだと思う。
僕には「ひとつ」の生き方しか言えなくて、
それが、その方に当てはまるはずもなくて。
なのに初めて会う僕に話してくださる。
なんにもできないけど、
話を聞ける「ひとり」の存在でいたい。
一緒に頑張りましょうね。
簡単じゃないけど、頑張りましょうね。
こういった出会いを大切にしたい。
こういった出会いがあるなら、
やっぱり「伝える」を続けていこう。
みんなと一緒に。今できること。
皆様にありがとうございます。
大切なあなたへ、未来のじぶんへ。
ご参加くださいました皆様、
公益財団法人静岡県労働者福祉基金協会様、
皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
著書/清水健 『112日間のママ(小学館)』
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784093884648
『笑顔のママと僕と息子の973日間(小学館)』
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784093885829